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zoom RSS 鈴木大拙館

<<   作成日時 : 2012/10/25 09:05   >>

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昨年(H23)10月に開館した「鈴木大拙館」に行ってきました。

鈴木大拙は宗教の研究家として海外にも広く知られた人物です。
特に「禅の研究」「禅に生きる」はベストセラーとなり、海外にZENが普及したのはこの人物の功績とされています。
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鈴木大拙はこの記念館の近くの本多町内で生まれています。本名は貞太郎。記念館前の住宅路を進むと生家跡があります。
金沢四校(現・金沢大学)に入学しましたが困窮のため中途退学しています。しかしこの間に同窓生で後の有名な哲学者・西田幾多郎、国文学者・藤岡作太郎と出会っています。この三人は県内でも有名偉人で「加賀の三太郎」と呼ばれる存在ですが、後年も仲が良く終生の友となっています。藤岡氏は41歳と若く亡くなっていますが、西田幾多郎とは晩年は同じ鎌倉に居宅を構え、親交は西田の死まで続いています。

西田幾多郎については以前記事に書いていますが、京都の「哲学の道」は幾多郎が哲学を思索しながら散歩した道のことです。興味のある人はこちらをどうぞ

西田幾多郎記念哲学館  http://72469241.at.webry.info/201209/article_7.html

大拙の名前は東大再入学後(21歳)、臨済宗・鎌倉円覚寺に師事して受けたものですが、臨済宗以外の真宗の大谷大学の教授職や神智学徒にもなっているなど宗教宗派にこだわらず研究家と普及化に勤めています。
ちなみに円覚寺では、終生の伴侶となるベアトリス・レインと出会っています。ただし二人の結婚は大拙が海外編集員勤務として11年間海外に出ていたため、41歳まで待つことになりますが。。この編集者時代に翻訳・英訳で東洋学や宗教を紹介して海外での知名度を上げています。

結婚後は大谷大学の教授として京都に移り住んでおり、ベアトリスと共に28年間を過ごしています。ベアトリスの死後、鎌倉の東慶寺に設立した「松ヶ岡文庫」に移り研究者の道に没頭しています。海外の講演や会議出席などにも積極的に行い80代の10年間には拠点をアメリカに移していました。
鈴木大拙は95歳の長寿でしたが、死ぬ直前まで研究・著作の他、国内の講演など積極的に行い、仏教者の道を進み続けたといえます。

鈴木大拙の多くの研究資料や蔵書は鎌倉の松ヶ岡文庫にありますが、この記念館は大拙の資料の一部はそう多くはありません。大拙の思考や業績を広める目的で作られています。
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平屋建ての建物も通路を狭くし照明の強弱、窓から見られる庭園などで幽玄な雰囲気を醸し出し、来館者にも落ち着いて創作・思索を促すように設計されています。
建物の北・東に広がる小立野台地の裾野に広がる緑を背景に冴えるように「水鏡の池」、鏡のような水面に映る木樹の緑、水面に広がる波紋や雨が落ちる模様、その仕様を眺められる「思索空間」は心の静寂が得られ時を忘れる雰囲気を醸しています。
日頃の煩悩を忘れて、物思いに耽ったり・読書に勤しんだり、静かな空間を楽しめます。心の平静感や落ち着きを取り戻すには最適です。

記念館には駐車場がなく、本多町の交差点から入ったすぐに10台ほどしか停められない狭い有料駐車場があるだけです。来館の時は歌劇座の駐車場か中村記念美術館に停めると便利です。特に中村美術館とは本多の森を抜ける遊歩道で繋がっていますから、散策にもうってつけです。
特に中村記念美術館の収蔵品も必見ですが茶室・耕雲庵は以前紹介した加賀一番の豪商といわれた木屋藤右衛門が作ったものです。

木屋(木谷)藤右衛門  http://72469241.at.webry.info/201210/article_54.html

鈴木大拙館 http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/index.html
中村記念美術館 http://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/

旅行日 2012.03.25




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