泉鏡花記念館

石川の三文豪。徳田秋声・室生犀星そしてこの泉鏡花。「地上」の島田清次郎を含めて四文豪だという人もいますけど。

金沢市内の武蔵が辻にある近江町市場から西に行った場所、東茶屋街とは女川と呼ばれる浅野川を挟んだ対岸の尾張町の一角、菓子文化会館の裏に文学館として、鏡花の記念館があります。
ここは鏡花が生まれた家の跡地です。幼少時代もここで過ごしています。
明治期に当時の家は火災で燃えてしまいましたが、その後建て替えられました。ここは昔の雰囲気の残る町並みが続いています。
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泉鏡花は沈美な世界と表現が特徴的で、「天守物語」「高野聖」「婦系図」「義血侠血」などが有名です。僕も好きな作家の一人です。
鏡花は残された写真などを見ればわかりますが、作家にありがちなぼさぼさ頭ではなく、いつも綺麗に撫で付けた髪に眼鏡の2枚目。女性のファンが多いみたいですね。
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記念館の展示室は、照明を落として幽玄で沈美な鏡花の世界を表現しています。当時の作品本や鏡花の愛用品が展示されています。
また、作品の朗読も聴けますが、「高野聖」は俳優の佐藤慶さんが読んでいます。佐藤慶さんは個性的な役の多い俳優さんですが、ナレーターやアフレコもこなしています。僕はこの人の演技も声も好きですねぇ^^
この朗読も絶品です。確か現在80歳を超えているはずだけど、あの声はまだ衰えていない。たまにTVなんかで見かけたり、声を聞けるからまだまだ健在ですねぇ^^
(追記、この記事を書いた翌年(H22. 5/2)に佐藤さんがお亡くなりになりました。遺作になった「カイジ」でも悪役を怪演していたのに、突然の訃報にガックリしてしまいました。)

記念館の近くには、鏡花作品の舞台やモデルになった場所が点在しています。記念館から鏡花の作品で道を辿るのも一興です。
裏向かいの神社も鏡花が子供時代遊んだ場所だそうです。久保市乙剣宮といいます。ここの神社の寄進された石柱を見ると、周りに老舗が多くあることが解ります。
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泉鏡花記念館 http://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/
旅行日 2009.6.13




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岩波文庫 泉鏡花 岩波書店発行年月:1984年04月 ページ数:141p サイズ:文庫 ISBN:9



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