光徳寺

金沢大学のキャンパスを通り抜けて山越えする県道27号線は、途中には浄土真宗中興の祖・蓮如上人が滞在居住した蓮如町を経由して、南砺市の福光町に抜けられる道です。以前は険しい道でしたが現在は改修工事が進み走行しやすい道になっています。

医王山登山口にある法林寺温泉を過ぎて(ちなみに法林寺温泉は源泉かけ流し・高温無色透明の湯で日帰り入浴も500円で入れます。)、最初の信号を左折すると光徳寺の大きな駐車場があります。
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「光徳寺」は1471年建立(創建は金沢の砂子坂、1614年にこの地に移転)の浄土真宗の寺院です。蓮如上人の滞在居住した蓮如町の本泉寺から近い事もあり、本尊は蓮如自作の黄金阿弥陀仏、他にも直筆書面などがあるそうです。平素は保管されて見られませんが、毎年4/25.26に蓮如上人御忌の際に公開されているそうです。
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更にこの寺を有名にしたのが有名な版画家・棟方志功です。
棟方志功は戦時疎開で昭和20年から9年間この福光町に居住していました。民芸運動の際に紹介された光徳寺の住職と知遇を得たのが縁になったそうです。最初(1年間)この光徳寺に住まい、その後もう少し東の地に住居を建て自称「鯉雨画斎」と名付けて過ごしました。引っ越し後も志功はこの寺や近くの桑山を何度も訪れていたようです。
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この福光にいた期間、志功はこの光徳寺により浄土真宗に深く触れ、以降の仏に関する作品は志功の代表作になっています。

光徳寺の展示館(500円)には、いくつかの作品がありますが、特筆物は半襖4枚+横半襖2枚に描かれた襖絵「華厳松」で、一見の価値ありです。版画だけでなくこんな迫力の絵もという感じです。
また境内の梵鐘は文字の原版、彫金は志功が直接行った物です。
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境内に入ると多くの甕や置物が置かれていますが、お寺の住職は棟方志功を始め柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司などの民芸運動家と親交が深く、彼らは何度も訪れています。その影響や作品群だそうです。

福光町には棟方志功の作品を展示しているのはここの他にも、先に書いた「鯉雨画斎」や作品を展示保存している棟方志功記念館「愛染苑」、福光美術館が常設展示をしています。

旅行日 2011.4.29





棟方志功作品集 富山福光疎開時代/棟方志功/尾山章/福井文夫【RCP1209mara】
オンライン書店boox
著者棟方志功(作) 尾山章(監修) 福井文夫(監修)出版社東方出版発行年月2010年07月ISBN9



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