白山本地堂 ~ 一向一揆蕎麦「長助」

大杉茶屋の前の国道364号線を福井方向に向かうと「越前竹人形の里」の側に出れます。以前まではカーブだらけの狭い山道で車がすれ違うのもたいへんな道でしたが、久しぶりに来たら綺麗に整備されて走り易くなりました。これなら福井の東に行く時はここを使うのも良いなあ

竹人形の里にちょこっと寄って勝山へ157号線に乗り換えて白峰に向かいます。157号は走り易いワインディングロード。夏場はバイク乗りのメッカになっています。
白峰の村内で食事をしようと思いましたが、ちょっと寄り道が多すぎてコミニュティ広場のレストランは終了してました
先にコミニュティ広場に来るべきでした。。白峰に来て寄り道してきたのが「白山本地堂
着いた途端、仕事の電話が掛かってきて時間を食っちゃいました。あれが敗因だったなあ。

白山本地堂」は、白峰村の林西寺にある別館です。
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林西寺は浄土真宗・真宗大谷派のお寺ですが、創建は白山開山の泰澄と云われ、元々は天台宗の寺でした。奈良時代、恵美押勝の乱で逃れた藤原仲麻呂(恵美押勝)がここに隠れたという伝説があります。
中世・室町時代に蓮如に帰依して浄土真宗に転じたという歴史があり、小さな村にしては大きくて立派な本堂を持つ寺です。本堂内も真宗の寺というより天台・曹洞のような威圧感があります。
白峰は石川県の水源とも云える手取川の上流になり、瓦や欄間には竜がアシラワレテいます。
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白山は山岳信仰として開山以来、神仏融合の山として信仰されてきましたが開闢以来危機に瀕したことがあります。それが明治の神仏分離令です。これにより白山の山内の各所にあった仏像も破却の憂き目に会うことになりました。
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当時の林西寺の住職・可性法師はこの状況を嘆き、行政官庁を駆けずり回り拝受許可を受け、一部は寺に保護しました。おかげで、ここに来れば古くから白山で信仰された仏像が見られます。
国重文指定の十一面観音立像はもちろんですが、泰澄上人作の木造や坐像、奥州藤原氏の藤原秀衡が寄進した地蔵菩薩像、白山の奥宮に置かれていた十一面観音坐像など8体がここに置かれています。特に十一面観音坐像は山頂の奥宮に置かれたように本地仏として白山で一番の信仰を集めたものです。江戸期の作ですが重文を隅に追いやって中央に置かれているのも解ります。
機会があったら是非拝んでみてください。貴重な歴史と重みが見られます。
写真撮影禁止で画像がなくて申し訳ない。

さて食事を食べ損ねた二人ですが、総湯前のコミュニティ広場の売店で白峰名物「堅豆腐」を買っていくことに
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堅豆腐」は白峰の名産品の一つです。名前の通り、荒縄で括っても崩れない強さの豆腐です。通常の豆腐より大量の大豆を使用して、重しをして水分を抜いて仕上げています。イソフラボン満点の逸品で、家に帰って刺身にしたけど美味しかったあ。できれば、火を通した方が好きなんですけどね。嫁さんは豆腐は生が好きなんですよ。
本来は真宗の報恩講料理や精進料理の特別の品でしたが、近年は人気商品になって白山麓を代表する特産品になっています。
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白峰からの帰り道、鳥越を通ってきたのですが、時間は4時過ぎ。
さすがにお腹がすいちゃいまして、滑り込んだのは「一揆そば 長助
ここは蕎麦処・鳥越でも人気の蕎麦店です。店内も古民家風で趣のある作りです。ここは僕もお気に入りで何度も訪れています。
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今回は店名の一揆そばを注文
山菜にお餅の入ったお蕎麦です。薄色の汁もあっさりしてるけど、コクのある味付けです。久しぶりだったけど、相変わらず美味しかったあ
暑い日だったので付け足しについていたスイカもうれしい

品書きにお稲荷さんもあったので頼んでみました。
関西風の味付け、しっかり握り込まれていて、見た目よりボリュームがあります。嫁さんいわく、関西風で美味しいと思ったのは久しぶり彼女は新潟出身だから関東風が好みなんですよ。
中途半端な時間だったけど、入れ替わりのようにお客さんが入ってきます。相変わらず、人気があります
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レジ横にお菓子や野菜も売ってるんですが、こんなのを買っちゃいました。
僕は見てるだけだったんですが、嫁さんの瞳がキラリン
即、ご購入になっちゃいました。お風呂で喜んで使ってます
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そうそう、家では寂しく一人でいたであろう娘のお土産はこれ
竹人形の里で買った「お箸」 BASARA仕様の娘の好きな幸村と政宗です。
気が付いたら家に誰もいない、夫婦で娘を置いてきぼりにしたとふてくされていた娘。
いっぺんにご機嫌治っちゃいました
ゲンキンナ奴
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日記日 2010.09.04

林西寺・白山本地堂


一揆そば長助


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この記事へのコメント

  • 家ニスタ

    こんばんは。
    一揆そばとは、なかなかすごいネーミングのそばですね。
    上に載っている具には、何か一向一揆とのつながりがあるのでしょうか。
    2013年05月06日 22:23
  • つとつと

    家ニスタさん
    すぐ近くに例の一向一揆の最後の牙城・鳥越城があるので、このネーミングになったようです。具に関してはそれほどの意味はないみたいですが、昔からの鳥越の地場産の物を使用してるんで、昔もこういうものが主流だったろうという考えみたいです。鳥越は蕎麦の生産地で秋になると一面の蕎麦の花が観られます。
    そうそう、一揆と云えば毎年8/8に一向一揆祭りが開催されています。
    2013年05月07日 11:12
  • go

    こんばんは、宗教にまつわる歴史を読ませて頂いていますが、歴史には興味が有りますが宗教にまつわる事にはからっきし疎いんです。
    宗教を抜きにして歴史が語れるか!、とつとつとさんに𠮟られそうです。
    白山の開山の泰澄太子のことは少し聞いていますが、もっと郷土の勉強をしなくてはいけませんね。
    白峰に行ったらお土産は堅豆腐とトチ餅にしています。
    2013年05月07日 21:37
  • つとつと

    goさん
    日本史(世界史もですが)を少し勉強しようとすると、どうしても宗教がついて回るので苦手にする人が多いんです。かくいう自分もですが。。日本は飛鳥時代以降、神道と仏教(一部他宗も)が絡まって存在します。神社とお寺、神棚と仏壇みたいにです。しかも本来の神道や仏教が時代ごとに変化していくので、ややこしいこと、この上なしです。
    だからといって、無理に覚えなくても、寺社に行くと意外に違いが分かります。近頃は由緒書きや説明が境内にありますから^^
    それに北陸の特に石川と福井には現在の仏教本流の本山・旧本山が多くあります。見て回るだけで建物や講堂が解り易く出来ています。能登の祖院、妙成寺、加賀の大乗寺、福井の吉崎御坊なんかが代表例です。白山や石動山みたいに修験道もありますから^^
    2013年05月07日 23:50

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