鶴来浄水場(手取川水道事務所)

毎日、口にする水道水の浄化・管理をおこなう水道施設は、通常は安全のために立入制限が厳重なものの一つです。それでも、団体見学などの申請をすれば、意外に公開見学ができます。
でも個人となるとなかなか難しいし、説明職員が居ないと駄目なので、今日の今日と云った飛込み見学は断られます。
その水道施設が一般に公開されるのが水道週間の時、6月の上旬になりますが、個人としてはこの週が狙い目です。とはいえ、予定や仕事でなかなか合わせにくいのですが。。。

以前、ご紹介していますが、園地が国名勝に指定されている金沢の.末浄水場、同じく文化財指定の犀川浄水場など、水という大切な物を扱うために自然で清浄感の安定した場所が必要なために、水道施設のある場所や施設は美しい所が多くなります。
毎日使っている水道水ですが、水道施設の取水場やポンプ場、浄水場や配水場を意識している人はそれ程多くないと思います。実際、あって当たり前的な感覚だと思います。

たまたまなんですが、請求書類の打合せでお客さんに会う必要があったのですが、お客さんが指定してきた場所が、なんと今回は手取川水道事務所。金沢の末・犀川には何度か入場しているんですが、白山市の鶴来浄水場は初めての入場正直、内心ワクワクドキドキラッキーなんちゃって
こういうときだけは、営業外回りの良い所と感じちゃいます。これで、石川県の水道の三浄水場はすべて入ったことになります。工業用のテクノパーク浄水場とかもありますが、それはまたの機会を待つつもりです。

通常、水道局というか水道事業は都道府県、もしくは地方公共団体(県や市の運営が多い)が行っています。
石川県では金沢市は金沢市水道局(電力は金沢企業局)が運営しており、前述の末浄水場、犀川浄水場で犀川の水で金沢をカバーしています。
その他の地域は、県の運営する鶴来浄水場で手取川の水を県内に配し、各市町村の配水場から各家庭に配水しています。つまり、金沢の水と石川の水は違うということ。。

ちなみにここで豆知識、日本では昔から金沢の辰巳用水などのように、水道施設の整備が全国各地で行われていましたが、公共水道事業の発祥は明治20年(1887年)横浜が発祥だと云われています。その後函館、長崎と云った港湾都市を中心に広がって行きました。現在の水道普及率は97.5%を超すそうです。
今回紹介する手取川水道事務所のある旧鶴来町(現・白山市)は白山麓の入り口に当たる町です。白山神社の総社である白山比咩神社がある町です。そうそう、市町村合併で白山市となりましたが、ハッピーターンや柿の種のお菓子で名高い亀田製菓がある旧・亀田町(現・新潟市江南区亀田町)とは鶴亀友好都市を結んでいて、現在も提携が続いています。おかげといってはなんですが、お菓子好きの石川県人にとってはおかきといえば亀田製菓の認知度は、昔から異常に高い
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最後の獅子吼山系の画像をUPすると解りますが、奥の森の手前に防護柵があり、そこまでが手取川水道事務所の敷地です。
旧鶴来町の「手取川水道事務所」は、白山比咩神社を越した白山町(しらやままち)の斜面の高台にありますが、獅子吼山系の斜面に造られているので入口はけっこう入り組んだ場所にあります。


入門ゲートには大きな金属扉が立ちはだかっています。内部に門前からTELして開けて貰います。
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石川特有の赤レンガをイメージした建物が事務棟です。
まわりは、とにかく眼に眩しいくらいの緑に囲まれています。敷地面積も広く感じます。まあ、これだけの自然の中ですから。。。事務棟の入り口には大きな張り紙が「ドアはしっかり隙間なく閉めましょう。。へびが入ります。」およよ
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今回は予備知識がないことと、水道施設の見学許可は採っていないので、前庭とも云える園地だけ観て廻ってきました。とはいえ、園地はそれほど大きくありませんが、とにかく敷地面積が広い。各施設や空き地が広くされています。高台にあるので、周りの緑の田園も観られます。久しぶりの小雨まじりの天気で緑が生き返っていますから^^


園庭には多段式の鑑賞池がありますが金魚や鯉が飼われています。これは金沢の末・犀川浄水場でも見られますが、浄水された最初の水道水が使われています。石川県内で最初の水道水を飲んでいるのはこの魚たちになります。しかし魚たちには悪いのですが、水道水の異常を知る観察池でもあるわけです。つまり、御毒見役がこの魚たちです。
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水道の送水管の案内表示モデルと実物モデルです。直径1mから1.8mの大きさです。
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園地内の手播き杉。昭和46年(1971年)の植樹祭の時に種を播かれて育った杉です。加賀市山中温泉の柏野にある大杉の種子が使われています。柏野の大杉は樹齢2300年以上の巨樹で国天然記念物に指定されています。昭和22年(1947年)の第2回国体に臨席した昭和天皇が宿泊先から地元青年に案内されて観たことから展覧の大杉とも呼ばれている名杉で、宿泊先の旅館から皇后にこの杉のことを長々と伝えていたそうです。昭和天皇にとっては思い出の杉でもありました。
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庭園内には藤棚もあります。。。また高台なので手取川方向の眺望もバッチリです。
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鶴来浄水場は金沢を除く能登・加賀の八市四町に水道水や工業用水を配水供給しています。そのために施設の大きさや供給能力は大きい物があります。水源は手取川ダムで一日最大44万㎥。給水能力も一日最大24.4万㎥。工業水も5万㎥あります。ちなみにこの給水能力は末浄水場(10.5万㎥)、犀川浄水場(10.0万㎥)を合わせた以上の能力を持っています。
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浄水場施設は見学許可を取っていなかったので、敷地外の柵の外からの画像です。ちなみに鶴来浄水場の取水口は少し白山よりの中島という地区にあります。
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沈殿池に泥や粘土が溜まっていますが、手取川上流の大規模崖崩落は手取川を濁らせていますが、泥土は浄水施設にも大きな影響を与えています。157号線を走ると水道事務所の近くに泥土を包んだナイロン袋が山積みになっています。早く改善されることを切に願っています。

旅行日 2015.07.30








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