我が家の外食日記 カレー・洋食編

前回に続いて外食シリーズです。我が家では洋食はあんまり多くないのですが、カレーが好きな夫婦なので娘の眼を盗んで二人の時には、カレー屋さんには時たま行ってます。
担担麺とか唐辛子系は大丈夫な娘ですが、なぜかカレーは甘口でなければダメなんで、家でも甘口ばかり。。しいて外食でもCoCo壱番の甘口くらい。。さすが、外まで甘口は勘弁して、そもそもCoCo壱は正直それ程好きじゃないし。。。というわけで、3人でカレー屋さんはあり得ない家族状態です。

今は金沢カレーと云っていますが、この名前はここ10年程で、しかし、全国的にもカレーの市民アルバ、チャンピオンカレーやGOGOカレーなど県外出店やFCを進めているように、金沢カレー(アルバは加賀カレーと云っている)の名称は徐々に浸透して行っています。当然、古くから馴染んでいる僕は、カレーは中高校生以来、クラブ帰りや仕事帰りの金沢駅では普通のお食事(おやつ?)になっていました。

金沢カレーの発祥は、国鉄厚生会が運営していたレストラン・ニューカナザワのコック5人(インディアン・ターバン(後のチャンピオン)・アルバ・キッチンユキ・うどん亭大黒屋の創業者)が巣立って、洋食店やうどん店に転身して、更にカレー店として進化して行ったものです。この5人から師弟関係、共同経営、分裂、復活営業、後発出店など紆余曲折を経て、現在は多くの金沢カレー店が存在しています。

金沢カレーは銀のステンレス皿に先割れのスプーンが定番になっていますが、カレー専門店として最初に立ち上げたインディアンカレーが始まりと云われていますし、ターバンカレー(後のチャンピオンカレー)の創業者が現在は定番のカツを乗せてルーでご飯を隠すカレーを考案したと云われています。これが他の店に波及して定番化したと云われています。ルーもインディアンカレーをベースに、ターバンやアルバ、更には他のコックたちが独自の改良と味覚を加えて拡散して行きました。ただベースが同じなため、観た眼には同じになってしまいますが。。微妙な味の違いでファンが住み分けられています。
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ちなみに、僕個人は実家から七尾線で金沢に出た帰り、金沢駅地下街(今はない)にあった「キッチンユキ」で食べるのが常だったんで、一番馴染んでいるのが「キッチンユキ」になりました。ところが、学生から就職して長らく県外に出て、戻ってきた地が旧松任市(現白山市、途中5.6年程、滋賀や七尾に居たけど)。ところが棲家となったすぐ近くに「キッチンユキ」がありまして、約20年ぶりに懐かしい味に再会したわけです。ちなみに、国道8号線沿いの本店(開店時はバイパス店)は今年が開店50周年。
キッチンユキは洋食店になります。主力はベーキライスと呼ぶ焼きめし。ちなみにベーキは焼くという英語・ベークを訛らせた造語です。昔は意味を知らなかったんですが、こちらに戻ってから知りました。
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キッチンユキのカレーは、金沢カレーの中でもターバンと一二を争う濃い色で濃厚、ユキでは「ブラックカレー」と唱っています。味も濃いからご飯も進む^^高校の頃はお世話になりました^^そうそう、昔(40年以上前)に少年ジャンプに「包丁人 味平」という漫画がありました。料理を扱った最初の漫画だったかも。カレー勝負でライバルが作った究極カレーがブラックカレーでしたが、これは麻薬スパイスカレーで破滅したんですが、こちらのカレーには一応そのような危険はないようです。

若い時はカレーは飲み物でしたが、僕もさすがに歳をとったんですかねえ。大量ごはんは難しくなりました。近頃はユキに来ると、うどんになっちゃうんですよ。洋食屋でうどんというのも何ともいえませんが、これもまたありで美味しいですよ^^前述の大黒屋はうどん屋さんだけど、カレーうどんもカレーライスもあるからいいんじゃない。ただ、セットにすると大きなカツが付いてきて、混ぜればカツカレーうどん。どこが食べれなくなっただと云われそう。。
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外食カレーが駄目な娘は、ここではベーキライス専門。嫁さんは金沢名物ハントンライス。一応ハントンライスの中身はベーキライスです。嫁さんはここのハントンライスがお気に入り。
ちなみにハントンライスは、金沢のベーカリーショップ「ジャーマンベーカリー」がグリル・レストランを作った時に考案されて県内に広がった石川県産の料理。ハンガリーのハンとハンガリー語・フランス語のトン(まぐろ)をくっつけたこれまた造語。どうも石川の洋食には造語が多いみたい。元々はスクランブルエッグに魚のフライを乗せたのが始まりなんだそうです。ハンガリーではフライにタルタルソースをつけた似た料理があるそうで、ハンガリーを意識したみたい。  ○○△

キッチンユキ http://kitchen-yuki.co.jp/
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県外の人や若者層にはチャンピオンカレーやGOGOカレーの名前が売れているようですが、特にチャンピオンカレーは金沢カレーをいろいろな意味で引っ張って来たといえます。創業者の田中吉和は、金沢で初めてカレー専門店インディアンカレーを開店した野村幸男、それをサポートしたカレーの市民アルバ創業者・今渡忠と並び草創期の草分け的存在であり、洋食家として研究・開発・改良に邁進し続け、金沢カレーの現在の地位を作り上げたと云っても過言ではありません。 チャンピオン・カレー http://chancurry.com/ △○×

インディアンカレーが金劇前に開店した昭和39年(1964年)、田中吉和は独立後、高岡町に洋食店を立ち上げたのですが、メニューのカレーライスが評判で翌年にはカレー店に変わります。
このカレー店の味に惚れて通い続けた銀行員の岡田隆と共にターバンカレーを立ち上げます。ターバンカレーは順調にFC店舗を増していきますが、田中は洋食家として味の変更・改良を目指し、味や形態の継続を主張する岡田と対立して辞任。改めて金沢工大の側にカレーのターバンを立ち上げます。
このターバンカレーとカレーのターバン、名前も似ていますが店舗の造り、看板もよく似ていて、同じ系列だと思っていた人が多かったと思います。実は僕もその一人でして、それほどに金沢市民にとっては金沢のカレー=ターバンの印象が強く残っています。

工大前に店を構えた田中は、味の研究改良を進めて、若年層・ファミリー層にも受け入れられる味に変更、次世代の経営に変わると多店舗化を張り、大量生産工場も新設。カレーのターバンからカレーのチャンピオン、チャンピオンカレーに商標登録が変更して、県内では最多数の店舗として現在に至っています。
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ターバンカレーの共同創業者・岡田隆氏とは晩年に何度かお会いしていますが、銀行員上がり特有の頑固で融通の利かない面はありましたが、味の継続には真剣で、開店以来のソーセージカレーのソーセージの仕入れ先が無くなった際には、いくつものメーカーから製品を取り寄せては焼きあげては試食、一番近い物を探していました。その際には、味はどうだと僕も行くごとに食べさせられました。どちらも頑固な性格だったようですが、巷間言われる険悪さはなく、どちらも疎遠とはなっても尊敬・尊重しあっていたようです。 ターバンカレーhttp://www.turbancurry.com/◎○×

てなわけで、ターバンの源流はチャンピオンカレーだけど、元の味を守り続けているのがターバンカレーという具合。7.80年代の第一.二期カレー世代の僕は、ターバンカレーが好きで広坂の本店に時たま行っています。
濃厚で濃い色の昔ながらのカレーには根強いファンがいます。岡田隆亡き後、会社清算で本店中心の営業でしたが、FC店舗の京都桂西、白山市美川はそのまま継続営業、黒字化に転換して小矢部アウトレットの出店など復活の兆しがみられています。

ターバンカレー・チャンピオンカレーからはGOGOカレーやゴールドカレーといった新しい流れが生まれています。GOGOは新規のため中老年男性以上(僕もですが)の人達が敬遠するため、若年層や新転入者を取り込むように、多少強引な宣伝や幹線道路沿いに店舗数を増やす展開にしているようです。
また、近年はゴールドカレーの店舗も徐々に増えていますが、こちらはチャンピオンカレーから独立した社員が立ち上げた店です。

ターバンカレーで3か月(岡田隆の死去が影響したようです。)という短期間の研修でレシピを修めて、ターバンの味に独自の改良を施したのがGOGOカレー。持ち前の才覚と度胸で一気に関東や海外まで店舗を拡大しています。GOGOカレーは松井秀喜との関係を店名と共に唱っていますが、別に親しい関係性はなくアメリカまで押しかけてカレーを食べさせただけ。。店内の55番やTシャツも無断使用の事後承諾。。

松井秀喜が星稜高校時代によく立ち寄って食べていたのは、星稜高校から金沢の通学路に当るカレーの市民アルバの鳴和(なるわ)店。彼は小松市の隣りの根上町ですから、アルバに馴染が強かったと思います。アルバは小松を本店として加賀カレーと独自の路線をとっていますが、鳴和店と本店は昔から根強いファンが支えています。金沢カレーマニアに美味しい店はどこと人気投票をさせれば、この2店舗が上位に来ることは、まちがいありません。

金沢カレーの元祖となるインディアンカレーも長く直営店舗がなくFC店が数店でしたが、3.4年前から直営店が復活。現在は北金沢・河北・富山を中心に展開を拡げています。金沢では最古の金沢カレーのFC店舗「テキサス」は松村に健在のはず、営業途中に数年前に入ったことがあります。
金沢のカレーは第三期黄金時代の真っ只中、今後はどう進むか解りませんが、、、、伝統のご当地グルメとして残って欲しいものです。
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こちらはカレーでも金沢とは関係のない番外編。昨昨年の画像になってしまいますが、ステーキガストのカレー
ただ味の記憶がないんですけどね。。。ステーキは安価でけっこうボリュームがあって美味しかったけど(おかげで画像の撮り忘れ)、石川では唯一の店舗でしたが、元のガストになってしまいました。残念無念。。肝心のステーキの画像もないし。。 ステーキガストhttp://www.skylark.co.jp/steak_gusto/△○○
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ステーキと云えば、我が家では新潟に長く住んだ関係で、甲信越に強いステーキの宮の頻度が高いんですが、画像が無いので割愛。替わりといっては何ですが、たま~~に行くびっくりドンキー、やはりハンバーグが好きかな。。でも、思ったより量の割には高く感じちゃうのは僕だけ・・店舗の雰囲気が好きで行くけど・・
びっくりドンキーhttp://www.bikkuri-donkey.com/ △○◎



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