代表する生産品としてはメガネのフレームが有名で、国内生産の90%以上がこの町で作られています。昨昨年3月に「めがねミュージアム」も完成して、情報発進の役割を果たしています。工房やショップの他に博物館もあり、有名人の使用したメガネが60人以上の物が展示されています。
タレントの大村昆さんが収集したものですが、中にはブルース・リーや松田優作の使用したサングラスなどファン垂涎の物が多くあります。
また日本最古の漆器工芸と云われる「越前漆器」の産地としても知られています。その他にも音楽関係ではマリンバなどの打楽器製造で有名な「こおろぎ社」の発祥の地でもあります(現在は隣りの越前町にあります)。
この鯖江市には「西山公園」という素晴らしい公園があります。
春には約5万本の躑躅が咲き誇りますし、初夏には3500株の花菖蒲、秋には1600本のもみじも赤に染まって美しい姿を見せてくれます。
また、レッサーパンダの繁殖で知られる西山動物園も園内にあります。
西山公園の始まりは
安政6年(1859年)越前鯖江藩・第7代藩主・間部詮勝(まなべあきかつ)によって作庭されたのが始まりです。藩内の民衆と共に共有するという理念で作られたもので、なだらかな長泉寺山を中心に藩主自ら鍬や鋤をもって作庭したそうです。間部詮勝は安政の大獄で主導的立場にあった人物で、冷酷非情な人物と思われがちです。政治家としては冷静冷徹でしたが、地元民衆に対しては優しいお殿様だったようです。また花鳥風月を愛した人物だったようです。
公園は当時、「嚮陽渓(きょうようけい)」と名づけられ、民衆にも公開・解放されていました。江戸期に庭園を一般開放するというのは珍しいものなんだそうです。日本の歴史公園100選にも指定されています。大正3年、大正天皇即位記念事業で「西山公園」に名称変更され、昭和33年の2100本を皮切りに躑躅の植樹がはじめられました。
GWから5月中旬には「つつじまつり」が開催され多くの人で賑わっています。屋台も多くあって家族連れが多いこと^^


当日は13日と躑躅は盛りを過ぎていましたが、それでも園内に広がる躑躅の花は素晴らしかったです。黄色い躑躅もあるんですねえ@@できればもう1.2週早く来れれば最高だったんですけどね。でも天気も良くて花を見ながら歩くのも良いもんですねえ。
もみじも多く植樹されていて、紅葉も美しいと評判の公園です。
旅行日 2012.0513
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