筒石駅

夏以降に体調を崩したおかげで、仕事以外はほとんど家に籠っていたおかげで、とんと名所旧跡めぐりも出来ずにいたので、ネタがない
というわけで、過去に行った所でアップしていなかった場所をご紹介

昨年(H24)、嫁さんの実家に行くついでに寄ったのが「筒石駅」
新潟は細長い県なので面白い駅が多いんですが、以前紹介した「日本で海に最も近いホームがある」「青海川駅」もそのひとつ。
ところが、こちらも違う意味で珍しい駅です。
「筒石駅」は北陸本線の終点・直江津駅の四駅手前、能生と谷浜の間になります。
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鉄道ファンにはお馴染みの駅なんですが、知らない人は全く縁のない駅でもあります。なにせ一日の乗降客が50人前後という人気(ひとけ)のない駅なんですから。駅舎も山に登った所にプレハブ仕立ての簡素なもの。
ところが乗降客は少ないけれど、駅員は常備5人在中で年中無休で5人が交代で24時間体制の勤務になっています。北陸本線はJR西日本管轄ですが、おかげでJR西日本の有人駅としては最も東端の駅になります。
それというのも、この駅は乗降客よりも鉄道ファンが入場券で見学していく方が多いという変わった駅のためです。更に駅舎からホームまでの距離が約200メートルという大きな施設ということもあるみたいですけど。

200メートルと聞くとそうでもないみたいに思うかもしれませんが、この200メートルがただの距離ではないのですよ。そのほとんどが階段というとんでもない代物なのですよ。

もともと筒石駅は海沿いの筒石部落の中にあったのですが、北陸自動車道の建設と崖崩れの対処のために、トンネル建設によって本線が移動したために、駅も移動した経緯があります。
元々、この辺りは砂岩と泥粘の地層が複雑に絡み合ったところで、下手に海側の崖を崩すと崖崩れ・地すべりを誘発する恐れが大きかったこともあります。実際に以前の本線時代には20度以上の線路上崖崩れ、6度の脱線事故が記録されています。場所は違いますが親不知・青海の崖山の崩落・地滑りにより多くの犠牲が出たのは記憶に新しいところです。

このため能生・谷浜間のほとんどを山の下を12キロに及ぶ「頸城(くびき)トンネル」を通したというわけです。ところが山の中にトンネルを通したため、駅ホームを造るスペースがなくなり、なんとトンネル内にホームを作ったわけです。国内でも5駅しかないトンネル内ホームの駅なんです。
当然、改札駅舎は外になくてはなりませんから、トンネル内のホームに行くためには改札からホームまで行かねばならないわけですが、通路がとんでもないことになっているわけですね。
筒石駅の駅舎は従来駅から山上に海抜60メートルの位置にあります(距離にして約300メートル)。ちなみに本線は海抜20メートルの位置になりますから、その差40メートルを乗降客は昇り降りすることになります。
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まずは直線の斜行階段224段(103メートル)ここはトンネル工事の際の作業トンネルをそのまま流用したものです。思ったより長く急に感じます。降り切って振り向くと高いホントに急
更に曲がって直線平坦路を経由して曲がるとまた階段で、上り線(糸魚川方向行)が56段(109メートル)・下り線(直江津方向)は66段(73メートル) ※距離は中継路の距離も含んでいます。
階段数は共に280段以上ということ、筒井集落の人はここを通勤路・通学路にしているそうですが、朝晩この階段を利用しているそうですが、足腰が鍛えられそう
訪れた際に同じホームに駆け込んできた女性がいたんですが、なんとハイヒール
一足先に戻っていた嫁さんが擦れ違ったそうだけど、素晴らしい速さで駆け下りて行ったそうです。なんという足腰の強さと感心しちゃった
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線路ホームは2面2線形式、ホームは約140メートル。ただしトンネル幅の関係でホームは片側交互になっています。ホーム幅は意外に狭いので、通常は待合室兼避難所で列車を待つことになります。特に特急や急行の通過時はホームにいると風圧で危険なので、避難所の入り口で見るのが絶対条件です。
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そのかわりと云ってはなんですが、特急通過時の迫力は凄いですよ 音はドビューン風もバヒューンのド迫力
僕が眼の前を通過する特急を体感している頃、トンネルを登っていた嫁さんも通風孔から凄い音だったと云っていました。
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停車する普通列車が来ると、やはり地上駅とは違う雰囲気。
列車の灯りがまぶしく感じます。夜に列車に乗るような感覚です。ちなみにホームでのカメラ撮影は運転手のためにフラッシュやライトは厳禁ですから要注意
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駅員さんですが、停車の列車が来るたびに、安全確認と運行確認のために、地上駅からホームまで下りてきます。この往復は結構きつそうです。
僕がフウフウ云いながら290段を登って駅舎に戻ってきた際に後方を駅員さんが歩いていましたが、その足取りも重そうなこと。ちょっと考えれば、僕は一往復だけど、駅員さんは30~45分に一度は往復するんですから、そりゃ重労働です。ほんとにご苦労様です。
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トンネルの中のホームやトンネルの駅通路を歩くなんて機会はなかなかありません
近くに寄った際には駅舎からトンネルホームを体験してみてください。なかなかこういう体験は出来ませんから

ちなみに入場券は140円。入坑・入場証明書(絵葉書になっています。)を発行してくれます。
最寄りの駅だと直江津からだと片道320円。糸魚川だと片道400円。どちらも約20分の所要時間です。
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旅行日 2012.10.13



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この記事へのコメント

  • go

    つとつとさんこんにちは、一日の乗降客が50人で5人の駅員が常駐して交代で24時間の勤務をする?、そんな駅あるの?、その訳が解りましたよ、凄い事になっているんですね、トンネルになる前に利用していた筒石に住まわっておられる方がトンネルになっても利用できるように苦肉の策でしょうね。
    トンネル内のホームは幅が狭く通過車両があったら避難所にいないと危険な事が良く分りました。
    ここから通勤、通学している方は足腰が丈夫になるでしょうね、駅員さんも列車の発着の度に下がったり上がったりで重労働で疲れるでしょう。
    2013年10月20日 17:04
  • soma@上越

    こんばんは (_ _)
    筒石駅には去年行きました^ ^
    夏の暑い時で、エアコンとは違う涼しさを求めて
    「見学入場」してきました(^ ^)
    乗降客より見学客の方が多い駅はなかなか珍しいと思いますね。
    僕が行った時は、はくたかが2本と貨物が通過していって、ホームでみました^o^
    風と迫力と音は今でも覚えてます!
    通り過ぎた後の吸い込まれる風もすごいものでした(o^^o)
    今度は乗降客として行ってみたいと思います!
    2013年10月20日 19:00
  • がにちゃん

    以前TVの番組で観たことがあります すごぉ~いって思っていました
    でも そうなんですよね 駅員さんのご苦労は考えなかった でも一度くらい足腰丈夫な間に行ってみたいような気分ですね(笑)
    2013年10月27日 16:20
  • 家ニスタ

    筒石駅、なかなか面白そうな駅ですね。
    僕が以前行った駅だと、上越線の土合駅?土樽駅?がこんな感じの駅じゃなかったかと。
    これじゃ、ふつうに乗降する客より鉄道ファンのほうが多いというのもわかります。
    僕も今度行ってみようっと。
    2013年11月03日 23:56

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  • 道の駅 マリンドリーム能生
  • Excerpt: 相変わらずですが、この時期になると仕事が混んで、更にトラブル処理が集中します
  • Weblog: つとつとのブログ
  • Tracked: 2013-11-02 17:54
  • 弁天島(弁天岩)
  • Excerpt: 能生でのんびりと観光してたんですが、、、、 考えてみれば、石川・上越間を何度も往復してる割には、じっくりと観て回ったことがなかったんです。 今回が初めての能生での名所巡りだったかもしれません。
  • Weblog: つとつとのブログ
  • Tracked: 2013-11-11 17:14

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