小坂まり子遺作絵画展 奥卯辰山県民公園

仕事で久しぶりに鈴見台のお客様の御家にお伺いしたのですが、こちらに伺うとついつい奥卯辰山のコブハクチョウが気になって、ついつい様子を観に足を延ばしてしまいます。 前回のブログ
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あいにくの強い雨ふりで、いつもなら山頂駐車場から金沢の遠景を眺めたり、池を一周するんですが。。さすがに、ヘたれな自分としては白鳥君(コブハクチョウ)を観にスタスタ。。
以前もご紹介しましたが、現在は伴侶を失って一羽寂しく佇んでいます。いつもなら、近づくとス~~っと離れて行ってしまうんですが、雨降りで寒いせいか、しばらく眼の前にいてくれました。翼を広げてもくれたのに、撮り損ねちゃいました
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でも、やはり、一羽というのは寂しそうですねえ
寒い雨の中の姿は美しいですが。。。
早くお嫁さんが欲しいですねえ。。。。
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雨降りの中しばらく白鳥君を眺めていたんですが、白鳥君が池の奥に行ってしまい、追い掛ける気力もなく管理棟の自販機コーナーに
は~~っあったか~~いココアが冷えた体に沁み渡る~~




どしゃ降りの中では、いつものように公園内を散策したり、駐車場から金沢市がを眺めるというわけにもいかず、、、まっすぐ戻るかなあと考えつつ、2階展示ロビーに。。

2階展示場は来場客が多い時でも、ほとんど登ってみる人が少ないんですけどね。
僕は必ず寄ってます。。毎回のように、地元写真家などの展示会を催したりしていて、金沢や県内の自然や野鳥・動物の写真が観られるんですよ。ところが今回はちょっと違う展示会でした。
僕もすっかり失念していたんですが。。。「小坂まり子遺作絵画展・小坂義孝遺作絵画展
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今年の11月5日、金沢市東山の一人暮らしの女性・小坂まり子さんが87歳で心臓まひで急逝しました。
生前、股関節脱臼で体が不自由で遠出ができなかったのですが、月1.2回の老人会の絵画教室に通っており、これが高じて絵画が生きがいとなり、老人会や研修を通して金沢学院大学特別教授・丹羽俊夫氏に師事していたそうです。ちなみに丹羽俊夫氏は日創展・新院展・石川美術文化協会の会長や理事を務める北國画壇の重鎮ですが、子供教育に熱心で実体験の講演や移動教室は保育園・幼稚園・小学校などから引っ張りだこの人気者で、県内では有名人の一人です。

小坂さんの画は身近な素材を女性的な優しさと素直さで描いており、画の中に可愛さを感じるものが多かったようです。特に猫が二匹、お腹を見せて寝転ぶ画は特に可愛さが際立っています。身近と云えば、ヤンキース時代のゴジラこと松井秀喜、韓流スターのペ・ヨンジュンも描いています。

              小坂まり子画 「谷間の古民家」 寄贈先 春日ケアセンター
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小坂さんの急逝により作品の処遇は決められておらず、家には25点の作品が残されていました。
遺産の処遇を任された従兄弟の故・小坂義孝(H26死去)の妻・由紀子さんら遺族は、作品を処分することがしのびなかったと云います。
由紀子さんの御主人・小坂義孝さんも進行性アルツハイマーでしたが、絵画を描くことでアマチュア展で入選するなど日々を取り戻したそうで、死の寸前まで絵筆を持ったそうです。生前、H23にまり子さんと義孝さんは銀行ロビーで「障害に負けることなく」という題で二人展を開催していたそうです。
              小坂義孝画 「白山展望」     寄贈先 七尾市立中島中学校
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小坂由紀子さんは北國新聞の個人投稿の「地鳴り」や暮らしの日記に投稿していた伝手と北國新聞記者の厚意で、まり子さんの作品の引取り手を探しているという記事が11/25に載せられました。その後、テレビでも北國新聞ニュースとして流されています。その反響は大きく、40数件の問い合わせが有ったそうです。
このため、この奥卯辰山公園の展示ロビーでの作品公開になったわけです。まり子さんの25点の作品の他、義孝さんの作品5点が展示され、引取り手を希望したり、作品を見学する方に公開されたわけです。
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開催僅か1日で、義孝さんの5作品、まり子さんの25作品中24作品が引取り手が決定していました。引取り手は小・中学校やケア施設などの公共施設から個人まで様々、海外のオーストラリア・カナダからもありました。
僕の訪れた前々日のTVのニュースでは、残り一点が残っていました。
訪れて間近で観ると、まり子さんの作品には珍しい濃緑の寒色に白の木を描いた寂涼感の作品でした。僕個人としては一番好きな作品だったかも。。しかし、すでに引取り希望の紙が挟まれていました。

色々な感慨や意見はあるかもしれませんが、30の施設・個人に作品が渡り心の支えや大事にされることは、また人目に触れることは、まり子さんや義孝さんの作品が生き続けること、作品を通して生き方や感覚に共感を持って貰えることでしょう。ちょっと、羨ましい感じです。

遺作展は25日まで開催されています。近くの人や立ち寄る機会がありましたら作品を観ることをお勧めします。ちょっと、ホッコリさせられる作品たちです。

嫁さんのお父さんも、定年後に油絵を描いていました。その期間は10年にもみたないものでしたが、そこそこ市内では名を知られ始めていたようです。一番の大作が80号ほどの大きさで、我が娘が描かれていました。義父にとっては初孫で、産後3か月近く実家にいましたから(僕の任地が遠く嫁さんは入院のまま)、とにかく猫可愛がりに可愛がられていましたから、、、というわけで、その大作の貰い手は娘になるわけです。ところが大作過ぎて手狭な我が家には置けず、実家の物置に預けっぱなしです。実家でも6号の妙高山の絵が一枚だけ居間に架けられているだけです。残りはみんな物置の中で眠っています。
たまには出して観ろと、義父が怒って泣いていそうです。。

旅行日 2015.12.16




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この記事へのコメント

  • がにちゃん

    高齢で身体もご不自由な方が見習わなくては  生きがいを見つけられたのでしょうね  
    2015年12月20日 13:19
  • minoc

    「小坂まり子遺作絵画展・小坂義孝遺作絵画展」。その経緯をふくめ、じつに意義深く見させてもらいました。
    みなさんお年を召してからの絵への挑戦。ナイスです。アメリカの農民画家モーゼス婦人は、60を過ぎてから絵を始めて100歳を超えるまでたくさんの農村・農民を描いています。絵などに定年はなく、描きたい時がいつでも出発点だと思います。とても、勇気をもらいました!!
    2015年12月20日 15:42
  • がにちゃん

    観光地 いろいろありがとうございました  お正月にゆっくりと読ませてもらいます  もう1泊したくなりそうです(笑)
    今 主人の仕事が忙しいので多分無理だろうなぁ・・・
    2015年12月20日 17:06
  • つとつと

    がにちゃんさん
    どんな形でも生き甲斐があるというのは人生の張りになります。
    僕も見習いたいですが、なかなか結びつけられずです。でも模索しながらも見つけたいものです。
    楽しみですねえ^^年明けだと雪があるかもしれませんが、それもまた良しですね^^行きたい場所があったら、いつでも言ってください^^いざとなったら足替わりにもなりますよ^^
    2015年12月20日 19:49
  • つとつと

    minocさん
    僕の廻りにも高齢ですが、絵画や彫刻、ステンドグラスなど芸術作品を手掛けている人が何人かおられます。みんな歳なんて感じさせない、ちょっと可愛い人が多いのが特徴ですかね。昔から図画工作が苦手というよりコンプレックスを持ってるくらいだったんですが、観るのが好きな僕は羨ましいやら、その可愛い性格に惹かれてお邪魔しては作品みせて貰っています。
    でも、彫刻をやってる方がこの作品たち、私死んだらどうしよう。。。おいおい何言ってるんですとは言ったものの。。確かに云われてみれば重い彫刻は。。僕の家は1個で無理。。などと話していた時に、この小坂さんの話が。。「よし、娘に言っておこう!!」などとその方の弁^^;
    性格も前向きにしてくれるみたいです。絵画・彫刻、芸術は凄いです。
    2015年12月20日 20:28

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