苔の里 ~ 荒俣峡

先日、ブログ友達のgoさんが日用町の苔の里をUPしていました。 goさんのブログ
goさんは僕と生活圏が同じなので、僕の行く場所やgoさんが行かれる場所は、お互いに7割方は解る場所であり、違った視点で新鮮な感覚を知ったりなるほどと思うことがしばしばです。
まあ、goさんが得意な登山や渓流や海釣りは、ぶきっちょで運動不足の体力不足な僕の不得意分野で羨ましいかぎりが多いんですが。。
ところが、同じ生活圏でちょっと足を延ばしても大概の場所は知っているはずなんですが、「え~~@@こんな所があったの@@」と驚かされる時があります。今回の苔の里もそんな場所です。苔の里とは全く知りませんでした。
実際、訪れて観ると、少なくとも3.4回は通っていたはずの道路なのに、何も気づかずに通り過ぎていたんですねえ。。人家も少なく日用町の道路は田舎の割に拡幅されて広いんで、気持ち良く飛ばしていたんですかね~~~
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goさんのブログを観て、あまりの美しさに近いうちに行ってやろうと思っていたんですが、そういう時に限ってなかなか近くに行く機会がなかったんですねえ。。
そして、ついにこの日、嫁さんは仕事で不在でしたが、暇そうな顔をしていた娘を連れだして、二人でドライブがてら苔の里を観に出かけました

goさんのブログの予備知識のおかげで、駐車場に無事到着
詳しい説明はgoさんがされているので、、、goさんのブログ以外は、日用町のことのちょこっとくらいで、予備知識が全くなかった僕は観たまんまの感想と画像になります。
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順路看板に沿って、まずは東屋にまっすぐ、美しい苔の絨毯と杉の木立の風景が目に飛び込んできます。
何処かでこの風景は観たと思いましたが、小松空港のターミナルに、ガイドさん曰く有ったそうです。たぶんそれを見たんだと思います僕この風景が頭に残っていたのかなあ
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東屋には隅に小さな祠がありました@@ 娘と二人、拝もうと覗きこんだら。。。御本尊に電球が@@
娘と二人?????? 帰り際にガイドさんに謂れがあるのかと尋ねたら。。。
「あ===見ちゃったんですねホントは仏像があったんだけど、持ち主が持ち帰ってカラになっちゃったんですよ。ライトアップの機械が壊れたから電球入れてあるんですよ」 「もうすぐジャズコンサートがあるんで、それまでにはライトアップもOKのはず」そのわりには、綺麗に並んでいたけどなあ 「うけるから、このまま本尊さんにしちゃおうかなあ」 おいおい あれれ。。撮ったはずの画像が無い。。ライト本尊の威力かも
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横道に逸れちゃいましたが、僕が日用町について知っていたのは、能登アテと並んで日用スギとして石川を代表する木材を産する杉の美林があるということ。ちなみに昭和58年(1983年)に津幡町で行われた植樹祭で昭和天皇が植樹されたのが能登アテでしたが、今年行われた木場潟の植樹祭では今上天皇が植樹されたのが日用スギでした。
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それと石川県内から唯一選定された農村景観百選の地というぐらいでした。通り過ぎるだけで立ち寄ってなかったので、苔の園があることは全く知りませんでした。日用スギの美林とマッチする苔の庭は日本の原風景とも云えるものです。苔庭は雑草の駆除や水や湿気の管理がないと、長く維持できないし地道な苦労がいるそうです。また、苔の種類も把握しないといけないようです。
ガイドをしてくださった方は明るく気さくでユーモアあふれる方でしたが、説明を聞くたびにその陰に苦労が感じられます。

全国農村景観百選(平成3年(1991年))に石川から唯一選定されるほどの美しさを誇る日用町。小松特有の赤茶色瓦で日用スギと白漆喰を使用した古民家や蔵、日用スギ、蛍が舞う小川、蛍が舞うほどの水によってはぐくまれる苔。
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住民の努力で百選に選定されるほどの里山集落である日用町ですが、やはり過疎化によって戸数が減っているそうです。現在は総数七軒だそうです。
住民にとっては大事な集落が消滅する危惧が大きかったようです。実際、道路の拡幅工事も重なって、苔の里も一時期閉園に追い込まれていたそうです。近年、里山海山を眼目に重視する県や市、国内外の協力を求めて、叡智の杜プロジジェクトを立ち上げて、日用町の景観保全と苔の管理、更にはウィズダムハウスというゲストハウスを交流体験館として、休憩宿泊の研修体験そして結婚式も出来るようにしているそうです。このウィズダムハウスは築100年の古民家を改築したものだそうです。でも新築物件にしか見えない出来ですが
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ウィズダムハウスから見える大きな日用スギは樹齢300年の大木だそうです。手入れをされているとはいえ、雪の重みで横に広がるスギの多い石川では真直ぐなスギは眼を惹きつけます。
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道路を挟んだもうひとつの苔の姿が観られる日用神社日用町の産土神を祀った神社ですが、明治に神社の合併で無くなっていましたが、昭和戦後に独立したもので古い歴史を持つものではありませんが、幾本かのイチョウと苔が醸し出す幽玄な雰囲気があります。
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ここでガイドさんが教えて下さったんですが、イチョウには雌雄の別があるんだそうです。銀杏の実がなるのが雌だということは知っていたんですが、側に雄の木がないと実はならないんだそうです。知らんかったあ~~
雌雄を見分けるにはイチョウの葉を観ると解るそうです。外側に切れ込みがあるのが雄で、丸いのが雌なんだそうです。実にも雌雄があって、よく見かける割れ口が一つの物が雄で、時たまみられる3つの割れ目というか筋があるのが雌だそうです。雄2.30個に雌は1個の確率のようです。当然、雄の実からは雄の木が芽吹き、雌の実からは雌の木が芽吹くそうです。何気に観ていたんですが、そうなんだと改めて確認。今度、イチョウの木を観たら葉っぱを見て、銀杏を食べるときはメスを邪険にせずに大事にします^^
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ついつい、気軽にガイドさんと呼んでしまっていましたが、れっきとしたプロジェクトの理事の方だったようです。
気さくで明るくて良い方でした。営業仕事をしていながら人見知りの僕、更にそれに輪を掛けたような娘にも気さくに声をかけて戴きました。
ちょうど、富山から来られたご夫婦が一緒だったんですが、ガイドさん曰く「近頃、富山からの方が多いんですよ^^県内から来る人より多いかも。EテレとBSプレミアムに紹介された翌日からなんだけど。。。富山の方は、NHKが好きなんですかねえ」「でも、みなさん迷いながら来るみたいで、三叉路で迷子になるようですよ。」
確かに、三叉路で真直ぐか曲がるか迷っていた御夫婦の車を追い抜いたのは僕で~~す
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goさんのおかげで、素晴らしい場所を知ることが出来ました。またひとつお気に入りの場所が出来ました。それにしても、苔の里にいると時間が止まったように感じます。。今度は嫁さんを連れて来てやります。
嫁さんはスギと聞いただけで慄く超花粉症。。そろそろスギ花粉も収束していると思うし。。



苔の里に向かう際、国道8号の東山ICから大杉谷川伝いに南下して上り江町の手前の前述の三叉路を右折したんですが、三叉路に戻って更に右折して赤瀬温泉の方に向かいます。

かれこれ20数年前、一持的なものですが(3年ほど)新潟から石川に戻ってきた僕、当時嫁さんにとっては初めての石川での生活でした。休日にはドライブであっちこっちに出かけて、地理を思い出したり確認したりしていました。二人+保育園前の娘を連れて一番最初に行ったのが、この道でして荒俣峡赤瀬温泉を経由して牛ヶ首峠を経由して尾小屋によってくるというハードな長距離ドライブでした。
ちょうど紅葉時季で、荒俣峡の紅葉と赤瀬のひなびた風景が嫁さんは非常に気に入って、不安だった石川の生活に馴染むきっかけになったようです。いつかここの温泉に来ようねと云っていたもんです。まあ今では、すっかり忘れているようですが。。赤瀬温泉も横目で見たんですが、旅館は閉館したようで建物がありませんでした残念無念。旅館には高倉健さん、デビュー前の薬師丸ひろ子さんのサインが置かれていたんですが、、
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余談になりますが、僕も当時ここを訪れた後に知ったんですが、この赤瀬温泉をベースに赤瀬ダムから牛ヶ首峠の道、牛ヶ首峠から大日岳に向かう途中にある須納谷(現・花立町)でロケが行われたのが、昭和58年(1978年)公開の角川映画「野生の証明」。森村誠一原作、高倉健主演のハードボイルド・サスペンス映画、薬師丸ひろ子のデビュー作です。舞台は東北の寒村となっていましたが、その寒村は花立町でロケが行われていました。他にも赤瀬のダム湖での車の引き上げや、山並や山間道路、レンジャー訓練などの撮影が行われたそうです。

内容は序盤は森村誠一特有の推理サスペンスで好きな作品ですが、主人公が保険外交員として隠れ住み、暴力組織が牛耳る都市(設定は福島の架空都市でしたが、町並みや祭りは金沢)が出る辺りから現実離れして、クライマックスは暴力組織の軍隊(戦車や軍人)が登場する始末。一部ミリタリーマニアには、軍隊の服装は自衛隊みたいだが戦車や銃の装備が全く違うと酷評されていますが、実際には悪役扱いで自衛隊の協力が取れずにアメリカロケで調達したためだそうですが、それでもね。。。前後半で全く違うものになっているという印象。。


まあ、紅葉ではないけど。。。嫁さんが最初に気に入った石川の風景の場所に。。荒俣峡 次回、紅葉になったら、嫁さんを連れて来てやるつもりです。紅葉とは正反対の緑と渓流ですが、ちょこっとだけ風景の一端を撮ったんで。。。荒俣峡は梯川の上流になる大杉谷川と岩山や流れ石が織りなし、秋にはいろは紅葉が重なって風光明媚な景観があります。
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余談を書いておきながら、肝心な赤瀬から牛ヶ首峠には向かわず、赤瀬ダムの下にある鳥居をくぐって山道に向かう二人でありました。
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旅行日 2015.07.05

日用 苔の里


荒俣峡



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