竹松海岸 ハマナス群生地

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竹松海岸河口部 右が倉部川、左が屋越川

白山市(旧松任市)の北西端、手取川扇状地を構成する手取川の支流、倉部川と屋越川の河口にあたるのが竹松海岸です。白山市の松任美川線から金沢の専光寺健民海浜公園の中を走るバイパス「しおさい道路」の入り口にあたります。この竹松海岸は河口ということもあって、多くの釣り人が訪れています。
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そして、大正・昭和初期には県内随一といわれたハマナスの群生地としても知られていました。



ハマナスと云えば、僕らの年代にはこの歌がすぐに思い浮かんできます。知床=北海道のイメージが強く、北海道の道花にも指定されていますから、ハマナスと云えば北海道。。しかし北海道はもちろん東北の海岸線、日本海側の砂浜や砂丘に昼顔と共に観られる花になります。

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石川県内でも、かほく市(旧七塚町・七塚海岸)、内灘町(権現森)がよく知られていて、両市町の市町花に指定されています。他でも白山市(旧美川町・小舞子海岸)、能美市(旧根上町・大浜海岸)が群生地として知られています。僕の子供時代は家から距離はありましたが七塚海岸の白尾に行っていましたが、海と云えば海水浴メインでハマナス浜昼顔が咲く時期には滅多に行かず、咲いている姿は数えるほどしか観ていませんでした。それでも可憐な花は記憶に残っています。

とはいえ、お肌がデリケートな僕は日焼けが大敵でして、、ウン 誰かそこで鼻で笑ったでしょ
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顔は慣れもあって大丈夫ですが、肌を焼くと日焼けを通り越して大火傷。。おかげで海水浴ではTシャツ着るのが必需品でした。大人になってもそれは変わらずで、前職も店内の紳士服販売のおかげで長袖が当たり前、20年以上たった外回りの営業仕事の今も変わらず、長袖シャツにジャケットもしくはベスト着用は僕のスタイル、はた目には暑苦しい格好です。まあ、おかげで僕は腕まくりしたり、服を脱ぐと女性よりもお肌は負けない色白肌美人なのです
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ここで僕の持論、偏見かもしれませんが。。紳士服・フォーマルな女性服に関して、春夏の売り場には半袖の商品が多く並びます。(長袖が少なくて僕は昔から困ってしまいますが、)そして店員さんにもそれに合わせて半袖姿が多くなります。でも、余程のパンク、ヤングカジュアルの専門店舗は除きますが、半袖や肌を露出した店員・販売員さんは信用しないことにしています。そもそも、繊細な繊維生地を取り扱うんですから、汗や手脂をつけるとシミ・汚れの大原因、それに採寸などお客に接触するんですから尚更、やはりプロなら肌は極力露出を減らすのが当たり前。。まあ、自分の肌のトラウマもあるんだろうけど。。夏場になまっちろい男の腕なんて見苦しいですからね。。
画像 春夏の日差しのきつい海岸線を避ける傾向がある僕は、なかなかお目にかからない花なんです。。
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ハマナスは北方系の花ですから、国内の南限は日本海側は鳥取県、太平洋側は茨城県と云われています。
元々、苛烈な砂丘帯に咲く癖に自生力は弱く、外来種や雑草への抵抗力が弱いし、砂浜に根を張るので外来の人が踏むことにも負けてしまうか弱い植物です。
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このため、竹松海岸でも大正15年(1926年)の石川県の文化財調査では七塚海岸と双璧とされた咲き乱れる群生地でしたが、当時から絶滅の危機が危惧されていました。

調査の危惧通り、日本海の海風による風化や観光客や外来者の増加で、年々ハマナスの減少が顕著で絶滅寸前まで追い込まれました。
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僕が竹松海岸を前に訪れた時(もう20年以上経ちますが)には斜面に花が多く観られましたが、今は崖面上部になっています。しかし、これでも地元の下草処理やごみの除去などの保護事業のおかげで生き残っています。地元の努力には頭が下がります。とはいえ、竹松海岸の周辺は人家もまばらな場所で、人的にも限界があり市や県の保護事業は必須の現状です。一応、白山市指定天然記念物には指定されていますが、まだまだ不十分。貴重なハマナスの群生地は是非残って欲しいものです。

地元の保全と云えば、この海岸から少し北に行ったところ・八田町にオニユリの里があります。こちらも貴重なオニユリの群生地でしたが、一時期の壊滅状態から現在のように人気スポットになっていますが地元住民の手で復活した成功例の貴重な存在です。7月末からが見ごろ。入り口の畑のケイトウの花畑もお勧めです。 ⇒ オニユリの里(H22.8.5)   無量寺埠頭 護衛艦ちくま(H26.7.20)
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僕が初めてオニユリの里を知った頃は、地元以外は知らないほどさびれていたんですが、今ではすっかり人気の場所になっています。地元産業のお盆の花として栽培されていたケイトウも入り口に畑を移して、夏の花のスポットになっています。ハマナスもこのように復活できるといいなあ。
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ハマナスはバラ科バラ属、純粋な薔薇の原種の一つになるそうです。美しい物には棘がある、枝には細かい棘があって触ると痛い目に合いますから、そっと見守りましょう。
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和名では花が終わって成る実の形が梨や茄子に似ていることから「浜梨」「浜茄子」、中国の漢名「玫瑰 (マイカイ)」。和名では浜梨が先だったようで「ハマナシ」と呼ばれたのが訛って「ハマナス」に変わったようで、それで茄子と結びついて「浜茄子」が一般に広がったようです。
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江戸時代、シーボルトが持ち帰ってヨーロッパに伝たわり、他のバラと交配され、冷間地のドイツを中心に欧州に広まり、北米にもその後伝わったと云われます。ルゴサ系と呼ばれるものがそれに当たるそうです。僕が僅かに知っている品種ではアグネス・ロブスターなどがこれに入るそうな。。。

ハマナスの花言葉は・・・照り映える容色旅の楽しさ・・・青い海に冴えるハマナスの花の美しさから
そして広く、広まっているのは、、悲しくそして美しい・・・僕は知らなかったんですが、一つの木から連続で花が咲くんだそうですが、一つの花は一日で散ってしまうそうです。花の命は短くての代名詞のような花なんですねえ・・・
南国を代表する赤のハイビスカスも一日で散る一日花ですが、花言葉は「勇敢」 北国と南国では対照的な花になるんですねえ

訪れた際には、盛りは過ぎていたようですが、綺麗な花がいくつか見られました。

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片隅に浜昼顔を一株見つけました。こちらはつる草で地を這う種類。。
七塚海岸でよく見た懐かしい花ですが、滋賀に住んだ頃に琵琶湖大橋近くのなぎさ公園で群生地を見たなあ。。
昼顔の花言葉は「絆(きずな)」、雑草扱いされることが多いけど、根を砂場に張る力強さから来ているようです。

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旅行日 2018.05.26

















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